東日本大震災を経験したからこそ いま、恩のバトンを送りたい。

わたしは、ハンガリーに住む日本人、鈴木久美です。結婚21年、ハンガリーに在住して7年目です。日本企業のエージェントをしているハンガリー人の夫と、ハンガリーの現地校に通っている姉妹の4人家族です。3年前に首都ブダペストから車で1時間くらいの田舎に移住し、野菜作りと夏には庭に6種類のフルーツが実る自然豊かな環境で、7匹の保護猫と暮らしてます。

ロシアのウクライナ侵攻から3週目、これまで20万人がハンガリーに避難しています。

今後は、50万人〜60万人になるとも言われています。

18歳〜60歳男性の出国は禁じられていて、避難者のほとんどが女性や子ども、高齢者です。

この現状を、ここで目の当たりにして「何か自分に出来ることはないか」「一個人でも出来ることがあるのではないか」と毎日考えていました。

 

つながる思い~日本からハンガリーへ~

私たちは、ちょうど11年前の3月、東日本大震災を経験しました。とても寒い時期でした。小さな娘ふたりを連れて、とにかく遠く西へと逃げたかったのですが、知り合いもいない、公的支援も受けられない地域に住んでいたので、諦めかけていました。

その時、たまたまインターネットで民間ボランティア組織を見つけることができました。

-今住んでいる所から避難したいのだけど住む家はどうしようか

-その後の仕事をどうしようか

など、ひとつひとつ不安を相談することができ、実際の避難に至ることができました。

 

四日市市のボランティアの方々、近所の方々には、とても親身になって支え、助けて頂き、私たち母子は孤立することなく地域に馴染むことができました。ハンガリー移住後、そのつながりは今も続いています。

この体験を踏まえ、今、私達の近所にいらっしゃる多くの難民の方々に手を差しのべたい。

「恩のバトンリレー」という形で、少しでもお手伝いすることができ、お役に立つことができればと思っています。

 

近くにいるからこそできることを

いまここで困っている方たちに、日本からのつながりを生かした支援をしたいです。

隣国ハンガリーに居る私に、できることはないか。母子避難者の経験から、一人でも多くの避難者を救いたい。避難者に寄り添えることはできないか 。

この惨状を見ていて、そのような想いが強くなりました。

今、至急必要としているのが、「物資提供」と「住宅提供」です。

避難所近隣のわたしたちだからこそ目の前にあるニーズを直接見て聞くことができます。

 

物資支援


避難所で不足している物資を現地(ハンガリー)で調達し、各避難所に届けます。

まずは、緊急性の高い「支援物資」は3月から取り組んでいます。

住宅提供


現在、住宅提供が不足しているという現状があり、住宅提供を利用してもらって、落ち着いた環境で心休ませ、今後のことを考えるための拠点として使っていただきたい。

支援団体と連携


ハンガリーで難民支援をしている団体と連絡をとりあい、最新の情報をキャッチしながら活動しています。特に物資は日々の生活に不可欠なものが多いため、連携することで確実に直接届けることができます。


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